劇団四季ミュージカル『クレイジー・フォー・ユー』感想・レポ・レビュー

感想・レビュー

あの有名不動産のCMでも使われている曲も!?ガーシュウィンの名曲づくしのミュージカル

『クレイジー・フォー・ユー』の曲を手掛けたのは、ラプソディー・イン・ブルーの作曲者、ガーシュウィンです。超有名曲「アイ・ガット・リズム」はこの劇中に登場します。

また、野村不動産のCMで起用されている曲も、この『クレイジー・フォー・ユー』の劇中歌「Someone to Watch over me」なんです。

ガーシュウィンらしいジャズっぽいテイストの曲が沢山登場する楽しいミュージカルです。



『クレイジー・フォー・ユー』のあらすじは?

舞台はアメリカ。ダンサーになる夢を抱いている青年ボビーが主人公です。
銀行の跡取り息子ボビーは母親に命じられて、片田舎の劇場差し押さえに向かいますが、そこで劇場オーナーの娘ポリーにひとめ惚れし、どうにか彼女の劇場を立て直そうとショーを企画します。

果たしてショーは成功するのか?
ポリーとボビーの恋の行方は?

明るく楽しい音楽と見応えのあるタップダンスが舞台を彩り、ストーリーに華を添えます。

『クレイジー・フォー・ユー』を実際に観劇した感想

タップダンスが素晴らしい!

劇中には難曲もタップダンスの場面が出てきて、演者さんの見事な足さばきを楽しむ事ができます。
中でも超有名ナンバー「アイ・ガット・リズム」のタップは必見!
アンサンブルも主要キャストもほぼ総出演で大迫力のタップダンスを披露してくれます。
さびれた村の皆で、まるでフラッシュモブのように次々に参加していくスタイルでどんどん盛り上げていくのですが、屋根で踊ったり、掃除用具や工具を使ってダンスや演奏をしたり、みんなで並んでタップを踏んだり、とにかくハッピーになれます。


ポリーのソロ曲が素敵

ヒロインのポリーが歌うソロの曲「Someone to watch over me」と「But not for me」がとても素敵でした。
ポリーはとても感情豊かな女の子で、この2曲のソロナンバーは、まさにポリーの心の動きが如実に現れています。
1曲目は「誰か良い人が現れないかしら」という恋に恋する女の子な歌、2曲目は「恋なんてそんなに上手くいくもんじゃないし、どうせ悲喜劇みたいなもんでしょ」と失恋を嘆く歌。
どちらも、情緒豊かな女の子らしい曲です。

歌声の違いも見事で、見ている私たちも感情移入してしまい「But not for me」は目頭が熱くなってしまいました。

元気をくれる曲も沢山!

しっとりと聞かせるポリーのソロナンバーも魅力的ですが、劇中には難曲も元気になれる曲が散りばめられています。
「アイ・ガット・リズム」は勿論、「スラップ・ザット・バス(Slap that Bass)」という、コントラバスを弾き鳴らしてリズムを刻めば悩みなんて吹っ飛ぶぜ!という明るい曲や、「スティッフ・アッパー・リップ(Stiff Upper Lip)」という、ひたすら「がんばれ!」とコミカルな雰囲気で鼓舞してくれる曲など、聞いているだけで明るく元気になれるような曲が沢山登場します。

見終わると、自然と笑顔になれているハッピーなミュージカル

楽しい曲、明るい曲、元気になれる曲、アップテンポにどんどんストーリーが進んでいき、笑いあり、涙あり、そして最後にほっこりして「良かったね」と心から祝福できるストーリーで、見終わった後には温かく幸せな気分になれるミュージカルでした。

若い2人の恋の行方もハラハラドキドキしながら応援し、すっかりさびれた片田舎の村がどのように再起していくかも応援し、ダンサーになりたい夢を持ち、いつも明るく前向きに生きるボビーの人生も応援し、でも、見終わってみると自分自身にエールを送ってもらったような、これからの人生、仕事、生活も楽しみながら頑張ろうと思える、そんなひと時でした。


公演データ

〔上演劇場〕
JR東日本アートセンター四季劇場[春]

ペンネーム:emiglia
好きな舞台のジャンル:ミュージカル
ひとこと:劇団四季や宝塚が大好きです。舞台だからこそ感じられるキャストさんの息遣いが観劇の魅力です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました