劇団四季ミュージカル『ライオン・キング』感想・レポ・レビュー

感想・レビュー

ロングランで不動の人気を誇る劇団四季のライオン・キング

劇団四季をまだ見た事が無いという人が、まず観に行くのにおすすめと言っても過言ではないロングランミュージカル「ライオン・キング」は、長年公演を続けていた四季劇場「春」から、四季劇場「夏」に劇場を移し、引き続き公演を続けています。
リピーターも多く、沢山のファンに愛されていますが、長年に渡り上演されているため、比較的チケットは取りやすいです。
当日券も扱っていますし、3,000円で観られるC席も取りやすいため、「いきなり1万円もするチケットを買うのはちょっと…」と抵抗がある方も気軽に観に行ける演目です。
私は「春」劇場時代に一度立ち見席で観た事がありますが、絶対に良い席で観た方が良いです。迫力が全然違いますし、臨場感を味わうにはS席以上をおすすめいたします。



「ライオン・キング」の感想

動物たちの息遣いが伝わってくるようなリアリティと迫力

ディズニー映画「ライオン・キング」をミュージカルにするにあたり、課題となったのは勿論「動物を演じる」という事です。
「ライオン・キング」には人間は登場しません。主人公のシンバとヒロインのナラはライオン。敵役もライオン。執事はサイチョウですし、主人公と仲良くなるのはミーアキャットとイボイノシシです。登場するキャラクターが全て動物なのです。

この動物たちの世界を、人間が舞台上でどのように演じるのか、という事が最大の課題になったわけですが、小道具や衣装を工夫して見事にその世界観を創り上げていました。

動物ひとつひとつが、その動物の特徴を捉えた外見や動き方を実現できる方法で表現されていて、人間が操っている事を忘れてしまいそうになりました。

オープニングの「サークル・オブ・ライフ」は圧巻です。


ひとつだけ突っ込みたいメスライオンの涙

この突っ込みどころについては、色々なところで話題になっているのですが、メスライオンたちが涙を流すシーンの演出だけが、どうしても突っ込まずにはいられない、なかなかクセのある演出でした。
これは、別に、無くても十分伝わったのでは・・・?
と思えるもので、折角シリアスなシーンなのに「えー!?」という感想になってしまってちょっと残念でした。

もっとも観たのが2015年でしたので、もう演出は変わっているかもしれませんね。
2幕でメスライオンたちが泣くシーンですので、着目してみてください。

ミュージカルのオリジナル曲も印象的で、全体的にクオリティの高い舞台

アニメーションの曲にも「サークル・オブ・ライフ」や「ハクナ・マタタ」や「愛を感じて」など名曲が数多くありますが、ミュージカルのオリジナル曲にも良い曲が沢山ありました。
特にナラが歌うソロ曲「シャドウランド」が良かったです。暗い曲なのですが、ナラの悲痛な歌声がとても心に響きました。

私が見た舞台のナラ役のキャストさん、とてものびやかで透き通った美しい声で、その澄んだ歌声で歌う「シャドウランド」は本当に涙を誘うもので、本公演で一番印象に残るものとなりました。

私の一番好きな「王様になるのが待ちきれない」も、子ども時代のシンバとナラがとても可愛らしく、次々に登場する動物たちのパフォーマンスも楽しく、なによりも曲の楽しさや明るさがコミカルで、とても良かったです。

ヌーの大群のシーンは、何度観ても胸が痛くなるので怖いのですが、父の死を乗り越え、成長していくシンバの姿に勇気をもらえる素敵なミュージカルでした。


公演データ

〔上演劇場〕
JR東日本アートセンター四季劇場[春]
※観劇当時

〔上演期間〕
2018年10月現在上演中
※現在「積水ハウスミュージカルシアター四季劇場[夏]」にて上演中

ペンネーム:emiglia
好きな舞台のジャンル:ミュージカル
ひとこと:劇団四季や宝塚が大好きです。舞台だからこそ感じられるキャストさんの息遣いが観劇の魅力です!

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