劇団四季『ソング&ダンス 65』感想・レポ・レビュー

感想・レビュー

劇団四季『ソング&ダンス 65』とは

この「ソング&ダンス」シリーズは1999年の劇団四季創立45周年以降、劇団四季の節目となる年ごとに上演されている演目です。
劇団四季は今年創立65周年を迎え、この「ソング&ダンス 65」はシリーズ9弾目となります。
芝居やストーリー仕立てのミュージカルとは違い、純粋に歌とダンスを楽しめるショー形式の演目で、ファンの間では大変人気があります。
ナンバーによって衣装も舞台も目まぐるしく変わるので、まるでいくつもの演目を一気に見ているような、贅沢な気分になります。
劇団四季ファン向けの演目と思われそうですが、エンターティメントショーが好きな方ならきっと誰でも楽しめるでしょう。
実際私も中にはいくつか知らない曲があったのですが、それでも流石としか言いようがない、
圧倒的なパフォーマンスで最初から最後までステージに釘付けでした。
またバレエ・タップダンス・フラメンコといった様々なジャンルのダンスを楽しめるのもこの演目の大きな魅力です。
公式サイトによればこの「ソング&ダンス 65」のコンセプトは「劇団四季の誕生から未来」、そして「祈り」や「願い」。
まさに全体を通して劇団四季の歴史を振り返りながら、新たな未来への躍動を感じさせる内容でした。



『ソング&ダンス 65』感想・レポ・レビュー

1幕目では「ウエストサイド物語」や「アンデルセン」、「ライオンンキング」のナンバーが披露されました。
とりわけ見所の一つとも言える「ヴァリエーション23」は、圧倒的な熱量の群舞で息を呑むほどの迫力でした。
2幕目はディズニー・ミュージカルやアンドリュー・ロイド=ウェバー作品など、普段ミュージカルを観ない人でも一度は耳にしたことがあるであろうナンバーが中心となっていました。
いずれのナンバーも実際に作品を観劇した時の感動を鮮やかに思い出させられ、「この作品がもう一度見たい!」という気持ちにさせられました。
俳優さんの新たな一面や才能を発見できるのもこの演目の魅力だと思います。
その一つがマリンバ演奏です。複数の俳優が次々とフォーメーションを変えながらマリンバを演奏します。
見るからに難しそうなのに俳優の皆さんは笑顔で楽しそうに、一糸乱れぬ演奏を披露され大変驚きました。
それも楽器を演奏したことのない俳優の方が多かったというのですから、尚のこと驚きです。
そして河津修一さんと三平果歩さんのバトントワーリングのパフォーマンスも本当に素晴らしかったです。
光るバトンがくるくると自在に舞う様子はまるで魔法のようでした。
こういった普段見られないパフォーマンスが見られるのも「ソング&ダンス」ならではだと思います。
そして劇団四季の「未来」、そしてまだ観たことのない演目への期待を高めてくれます。
例えば2019年開幕予定の新作、「パリのアメリカ人」から「パリのアメリカ人」、そして「パリ野郎」が披露されています。
そして8月開幕予定の東京公演で新たに生まれ変わる「キャッツ」より「マンゴジェリーとランペルティーザ」のナンバー。
おそらく実際の演出とは異なるでしょうが、十分期待が高まりました。

劇団四季の今後

また大阪四季劇場はこの秋から「リトル・マーメイド」を上演予定です。「パート・オブ・ユア・ワールド」では三平果歩さんの
透き通るような歌声に魅了され、ぜひこの大阪で彼女の演じるアリエルを観てみたいと思いました。
先日劇団四季の創設者の一人、浅利慶太さんがまさに65周年を迎える前日に亡くなられました。
しかしこの「ソング&ダンス65」は、彼の、そして劇団四季の理念はこの先も生き続けると強く感じさせてくれるステージでした。
これから素晴らしいパフォーマンスと珠玉のナンバーを携えて全国を周り、その理念を伝え続けゆくと思います。
「人生は素晴らしい。生きるに値する。」と。

公演データ

劇場:大阪四季劇場

出演者
瀧山 久志
芝 清道
笠松 哲朗
松島 勇気
分部 惇平
河津 修一
島村 幸大
岩崎 晋也
二橋 純
櫻木 数馬
佐々木 玲旺

三平 果歩
久保 佳那子
相原 萌
坂本 すみれ
原田 麦子
相馬 杏奈
江畑 晶慧
多田 毬奈
金 友美
伊藤 瑛里子
宮澤 聖礼

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